2007年04月30日
【プロレスに行こう!⑥】「会場でお会いしましょう」
長々と述べさせて頂きました。お付き合い下さった方には「取り立てて言うほどのことじゃあないじゃん」と思われる方もいらっしゃいますでしょう。その通りなのです。
私がもっともお伝えしたいことは、プロレス観戦というのはそんなに特殊なイベントじゃあないんだよということでした。身近なイベントなんだよということでした。勿論、会場には独特な雰囲気がありますし、独特な部分も多々ありますが、それほど妙な場所ではなく、そこではこういうことが行われていて、こういう風に楽しめるのですという内実を是非、知って頂きたかったのです。
お気軽に、次の休日のスケジュール候補に入れていただけたら嬉しく思います。
最後に。
あくまで私の主観ですが、プロレスを観ると笑顔になれます。会場には小学生くらいのお子さんから高齢の方、ちょっといかついコワモテな方、きらっきらしたギャルの方、サラリーマン、その他もろもろいろいろな方がいらっしゃっています。その全員がとは申しませんが、本当に来場された多くの方が、笑顔で帰っていかれます。
やたらでかい人間が
どつき合い投げ合いぶつかり合う様を観て、
爽快になる。
やたらでかい人間を
小さい人間が翻弄する様を観て、
愉快になる。
殴られても蹴られても
笑いを取る様を観て、
爆笑する。
殴られても蹴られても
立ち上がる様を観て、
ただ感動する。
言ってしまえそれだけのことではあるのです。けれども、だからこそ面白いと思うのですが、どうでしょうか。
私はほぼ月1の割合で静岡県中部で行われるプロレスの大会を観に行っています。是非、会場でお会いしましょう。
文責:ザ~小橋!小橋!小橋!~セリザワ
2007年04月30日
サインもらいました⑦【浜田文子】さん
サインもらいました⑥

【フリーランス 浜田文子】さん
【全日本女子プロレス】富士川町立体育館大会で頂いたものです。
この時は【渡辺智子】選手とのWWWAシングル選手権が行われました。
まさかこっち方面で【赤ベルト】の選手権を観られるとは思わなかったので、
死ぬほど昂奮しました。
【浜田】さんはあらゆる面で群を抜いている選手で、
欠点といえばツッコミどころがないっくらいというパーフェクト超人っぷりを発揮しています。
【フリーランス 浜田文子】さん
【全日本女子プロレス】富士川町立体育館大会で頂いたものです。
この時は【渡辺智子】選手とのWWWAシングル選手権が行われました。
まさかこっち方面で【赤ベルト】の選手権を観られるとは思わなかったので、
死ぬほど昂奮しました。
【浜田】さんはあらゆる面で群を抜いている選手で、
欠点といえばツッコミどころがないっくらいというパーフェクト超人っぷりを発揮しています。
2007年【静岡プロレス】始動!
【静岡プロレスVol.7】開催のお知らせ
開催日:5月26日(土)
開場:16:00~
試合開始:17:00~
場所:静岡文化会館3F 大会議室(有料駐車場有)
チケット:一般4000円 小学生以下2000円 (全席自由・当日券のみ)
出場選手
佐野直 お茶マン みかんまん
神威(WMF) 斗猛矢 小仲=ペールワン
スタンガン高村 チェーンソー森谷
他 強豪選手多数参加予定!
2007年04月30日
【プロレスに行こう⑤】「試合開始!応援の仕方」
いよいよ試合が始まります。そこでこれです。「応援の仕方」。とは申しましても(若干恒例ではございますが)これもまた、基本的にはお好きにして下さって結構なのです。
しかしながら、プロレス観戦は、映画や演劇の鑑賞とは少々異なります。スポーツ観戦とも異なる「掛け声」などもございます。+30パーセント、プロレス観戦を楽しみたい方は少々お付き合い下さいませ。
『拍手で応援』
拍手は最も簡単で身近な応援道具です。感動したり応援したい時に拍手すればいいわけですが、プロレス独特な拍手のポイントを上げてみます。
1
試合前と試合後→試合前のコール(選手の名前が読み上げられる)時や、試合後、リングを降りる選手たち(勝者にも敗者にも)に拍手。
2
グラウンドの攻防(関節の取り合い)→立ち上がり睨み合った時。両選手に「カッコいいぞ、お前ら」という気持ちを込めて拍手。
3
関節技をかけられている選手がロープを掴んだ時。プロレスでは関節技をかけられている選手がロープを掴む、ロープに足をかけると技を解除して仕切り直しをします(これを「ロープブレイク」といいます)。
4
フォールされている選手が返した時。返すとはフォールされた状態から肩をあげることです。
5
特殊なパターンA→倒立など。選手によっては色々な場面で色々なことをやらかします。その内の一つが倒立。関節技をかけられているのに相手に向かって倒立、また試合中だというのにコーナーポストで倒立など、どんなタイミングだよと言いたくなるタイミングで仕掛けてきます。こちらも負けずに拍手しましょう。
6
特殊なパターンB→長時間滞空ブレーンバスター。ブレーンバスターという技があります。相手を頭を下にして胸の位置で抱え、まっさかさまに脳天から落とす技です。この時、相手を抱えたままリング中央で静止する選手がいます。100kg以上の相手を抱えての静止です。これが10秒を越えた時、拍手。
『手拍子で応援』
拍手と似ていますが、若干異なるのは会場全体でほぼ一体化したリズムで手を打ち鳴らすことです。
1
打撃系の技(パンチ・キック・チョップ・頭突きなど)に合わせて手拍子。単発でも手拍子。連続ならその打撃に合わせて手拍子。両選手、打ち合いが始まったらそれに合わせて手拍子。
2
選手のアオリに合わせて手拍子。コーナーポストからダイブする時、タックルを決めにいく時、その他選手によって様々なアオリがあります。多くは選手のみなさん自ら手を打ち、手拍子を要求しますので、それに合わせて下さい。
『選手の名前で応援』
選手の名前を呼びます。「○○、頑張れ」「○○、いけ」など。タイミングがよければ選手がこちらを向いてくれたり、応えてくれたりします。
『声を出して応援』
技に合わせて掛け声をかけます。
1
打撃系の技に合わせて「ぅおぃ!」→キックやチョップなどに合わせて「ぅおぃ」と叫びます。連発や打ち合いになった時なども「ぅおぃ」といきます。
2
落とし系の技に合わせて「そぉい!」→ブレーンバスターやバックドロップなど、相手を抱え上げて落とす技の時、落下と同時に「そぉい」と叫びます。滅多にはありませんが、連発で落とす場合も同様です。
3
特殊なパターン→選手により、独特のタイミングが要求されることがあります。そういった場合、初めて観戦される場合は「るぉい!」と叫んでいるお客を観戦してしまいましょう。それが楽しそうであれば次回から、参加して下さい。
※掛け声は「ぅおぃ」でも「そぉい」でも「るぉい」でも「ゆぉい」でも、なんでも構いません。
『野次的な応援』
これが一番プロレス的な応援かもしれません。どんな技の時、どのような野次を飛ばすかについては、実は結論は出ていません。多くの事例の中からオーソドックスかつ基本的なものを挙げてみます。
【関節技系】
1
かけている選手へ→「しめろ」「しぼれ」「ねじれ」「ねじ切れ」「折れ折れ」など。
2
かけられている選手へ→「ロープロープ」(ロープに逃げろ、ロープ近いよでも可)
3
足四の字固めを決められている選手へ→「引っくり返せ」(足四の字は引っくり返すと体が入れ替わり、技をかけている側が逆にダメージを受ける)
4
首を極めている選手へ→「しめろ」「落とせ」
【打撃系】
1
打撃受けっぱなしの選手へ→「打ち返せ」「殴り返せ」「蹴り返せ」「負けてんな」
2
打撃よけちゃった選手へ→「よけんな」「受けろ」
【投げ技系】
1
相手を持ち上げようとしている選手へ→「上げろ」「上がる上がる」「投げろ」
2
持ち上げられようとしている選手へ→「こらえろ」「ふんばれ」
【その他】
1
反則攻撃に対して→親指を立てて下に向け「boo!」(ブーと発音)。
2
選手がレフェリーの死角をついて悪さをしている時→「レフェリー、こっちこっち」
3
後輩選手が先輩と対峙した時→「やっちゃえ」「負けんな」「負けてない負けてない」
…など。
観戦してみればお分かりになるかと思いますが、これ以外にも自由に奔放にあらゆる野次が飛んでいます。思ったことを口にすればよいわけですが、当然のことながら、選手、スタッフ、観客が不快になることはダメです。あからさまな中傷、余りにも口汚いもの、人格攻撃的なものは常識的に考えても発してはいけません。
また、会場には色々な方がいます。その団体さんの強烈なファンも多くいらっしゃいますので、観に来ている団体さん以外のプロレス団体の話題は極力避けた方がよいかと思われます。悪口でなくとも、ひょんなことから揉めないとも限りません。
以上がよく見かける、オーソドックスな応援の仕方となります。口笛を吹いたり楽器を持ち込んだりといった応援は見かけません。
見落としている定番の応援、他にもこんなのがあるよという方はご指摘下さい。
2007年04月29日
サインもらいました⑥【広田さくら】さん
サインもらいました⑥

【ガイアジャパン時代の 広田さくら】さん
女子プロレス【ガイアジャパン】キラメッセ沼津大会で頂いたものです。
女子プロレス界屈指のエンターティメント【広田さくら】さんは残念ながら【プロレスを卒業】しました。
現在はマルチに活躍しています。どれくらいマルチかというと、
『舞台女優』兼『その舞台演出』兼『その舞台脚本』兼『その舞台小道具』を一度にこなしてしまうっくらいです。
このサインは、残念ながら直に頂いたものではありません。
私が【輝さん・植松さん】のサイン会の列に並んでいたところ、
その後方でリング解体をしていた【広田】さんを見つけた連れがもらってきてくれたんです。
実は私、ものっそい【広田】ファンだったので嬉しいやらうっかりな自分が腹立たしいやら…でした。
【ガイアジャパン時代の 広田さくら】さん
女子プロレス【ガイアジャパン】キラメッセ沼津大会で頂いたものです。
女子プロレス界屈指のエンターティメント【広田さくら】さんは残念ながら【プロレスを卒業】しました。
現在はマルチに活躍しています。どれくらいマルチかというと、
『舞台女優』兼『その舞台演出』兼『その舞台脚本』兼『その舞台小道具』を一度にこなしてしまうっくらいです。
このサインは、残念ながら直に頂いたものではありません。
私が【輝さん・植松さん】のサイン会の列に並んでいたところ、
その後方でリング解体をしていた【広田】さんを見つけた連れがもらってきてくれたんです。
実は私、ものっそい【広田】ファンだったので嬉しいやらうっかりな自分が腹立たしいやら…でした。
2007年【静岡プロレス】始動!
【静岡プロレスVol.7】開催のお知らせ
開催日:5月26日(土)
開場:16:00~
試合開始:17:00~
場所:静岡文化会館3F 大会議室(有料駐車場有)
チケット:一般4000円 小学生以下2000円 (全席自由・当日券のみ)
出場選手
佐野直 お茶マン みかんまん
神威(WMF) 斗猛矢 小仲=ペールワン
スタンガン高村 チェーンソー森谷
他 強豪選手多数参加予定!
2007年04月29日
【プロレスに行こう④】「プロレスの基本ルールを知ろう」
ルールの説明をさせて頂きます。
プロレス団体ごと、また試合形式ごとに若干の違いがございますので、あらかじめご了承下さい。
プロレス団体ごと、また試合形式ごとに若干の違いがございますので、あらかじめご了承下さい。
『勝敗』
1.相手の両肩をリングにつけ、その上に覆いかぶさる(これをフォールといいます)とレフェリーがカウントを取る。3カウントで勝ち。
2.関節技などで相手がギブアップをすると勝ち。ギブアップは口で「ギブアップ」というか相手の体もしくはリングを叩いて意思表示をする(これをタップするといいます)。
3.反則をしてレフェリーに反則負けを宣告されると負け。
4.失神をする、怪我を負うなどでレフェリーに負けを宣告されると負け。
5.リングの外(場外)へ降りた際、レフェリーがカウントを取り始め20までにリング内に戻らないと負け(リングアウトといいます)。
『反則』
1.原則として5カウント以内までは許されます。
2.急所攻撃はダメ。
3.凶器攻撃もダメ。
4.レフェリーへの暴行もダメ。
5.素手での顔面パンチもダメ。
6.噛みつき、髪の毛を引っ張るなどもダメ。
『その他のルール』
1.ロープを掴む、ロープに触れると相手は攻撃をやめなくてはなりません(ロープブレイクといいます)。
2.タッグマッチの場合、試合の権利のない選手は自分のコーナーでコーナーポストについているロープを持っていなくてはなりません。
3.タッグマッチの場合、リング内で戦う選手は一人、残りの選手は自分のコーナーで待機し、タッチを受けないとリングには入れません。タッチは相手の体の一部に触れることで成立します。
文責:ザ~バンドやりたい…でも金がない…~セリザワ
2007年04月28日
サインもらいました⑤【輝優優】さん
サインもらいました⑤

【フリーランス 輝優優】さん
女子プロレス「ガイアジャパン」キラメッセ大会で頂いたものです。
とにかくカッコいいっす。超クールにがっつんがっつん相手を蹴り倒すさまには
鳥肌が立ちます。なかなか名タッグの生まれにくい女子プロレス細分化時代の今、
ガイア時代からの盟友【植松寿絵】さんとのタッグで各団体各イベントマットを席巻しています。
【フリーランス 輝優優】さん
女子プロレス「ガイアジャパン」キラメッセ大会で頂いたものです。
とにかくカッコいいっす。超クールにがっつんがっつん相手を蹴り倒すさまには
鳥肌が立ちます。なかなか名タッグの生まれにくい女子プロレス細分化時代の今、
ガイア時代からの盟友【植松寿絵】さんとのタッグで各団体各イベントマットを席巻しています。
2007年【静岡プロレス】始動!
【静岡プロレスVol.7】開催のお知らせ
開催日:5月26日(土)
開場:16:00~
試合開始:17:00~
場所:静岡文化会館3F 大会議室(有料駐車場有)
チケット:一般4000円 小学生以下2000円 (全席自由・当日券のみ)
出場選手
佐野直 お茶マン みかんまん
神威(WMF) 斗猛矢 小仲=ペールワン
スタンガン高村 チェーンソー森谷
他 強豪選手多数参加予定!
2007年04月28日
【プロレスに行こう③】「プロレスの観方(みかた)」
プロレスの観方についてお話します。いえ当然、人それぞれ、人好き好きにご覧になって頂いて結構なのです。とは申し上げましても、初めての方は面食らう部分、馴染めない部分も多いかもしれません。ですので、簡単にプロレス独特の観戦のポイント、どこをどう観れば面白いかを上げてみたいと思います。
何よりもまず、 「受ける」ということ。プロレスの醍醐味はここに尽きると申し上げても言い過ぎにはなりません。相手の技を「受ける」ことがプロレスの最大の特徴でもあり、初めての方にとっては面食らい、馴染めない部分でもあるかと思います。例えばチョップ。相手が打ってきたチョップを胸板で受けます。例えば張り手。相手の張り手を避けずに顔面で受けます。決してかわせないタイミングではないにも関わらず、です。
「何故、あの人はかわさないのか?」
プロレスラーだからです。相手の技を「受け切ることがプロレス」なのです。「なぜかわさないのか?」ではなく、「なぜあれを受けて平気なのか?」。そこがプロレス観戦のポイントです。コーナーポストからリングに、脳天から落とされます。小柄なレスラーが巨漢外人レスラーにころっころ転がされます。背中を蹴りつける音が広い会場中に響き渡ります。それを全て「受ける」姿をこそ、堪能して下さい。
総合格闘技やK1、ボクシングなどではありえない光景です。これは決してプロレスとそれらを比較して、優劣を述べているのではありません。戦いの方向性のお話なのです。私は総合格闘技もボクシングも大好きです。ただ、プロレスではそれらにはない、そういう「凄さ」があるということです。相手の打撃を見事な技術でかわし、必殺の一撃を決める「凄さ」と、相手の打撃を敢えて受け、にやりと笑う「凄さ」。比べようがありません。どちらも凄いことなのです。
「受ける」ということについてお話させて頂きました。語弊を承知で申し上げますと、プロレスとはいわば 「自分の凄さをアピールする大会」 であるともいえます。相手のどんな技にも俺は耐えてみせるぜと、そして耐え抜いたぜという。そして俺の技を耐えてみろよという。だから「よけない」のです。これを成立させるには、相手の技を受けなくてはなりません。相手が素晴らしい、厳しい技を出せば出すほどそれを受け切った自分が輝くわけです。なのでプロレスラーには 「相手の全てを引き出す」「相手の魅力を引き出す」 ことも要求されます。プロレスの世界では、ただ倒しただけでは「ただ勝っただけの人」としか評価されません。いかに自分の「凄さ」を見せ付けるか、そしてそれらによっていかに観客を楽しませることができるかが、そのプロレスラーの真価ともいえます。大きな試合、チャンピオンベルトがかかっている試合以外では寧ろ、試合の勝敗よりもそちらの方が重要視される場合さえあるのです。
では、技を仕掛けられている側、やられている側だけを観ればいいのか。勿論そうではありません。攻撃している選手の華麗な技にも注目して下さい。ヘビー級選手の技は重く強く、リングのみならず、時に会場さえ振動します。ヘビー級は体重100kg以上の選手を指しますから、当然といえば当然です。そのヘビー級の選手がコーナーポストの天辺、地面から2m弱の高さから場外の選手に向かってダイブ(跳ぶ)したりするのです。圧巻です。100kg以下・ジュニアヘビー級選手の試合は、華やかです。軽やかに目まぐるしくリング上を駆け巡り、空中を舞います。ジュニアヘビー級の試合は、とにかく派手で単純にカッコよく、面白いので全く選手を知らない方でも、非常に楽しめます。
技の応酬だけではありません。選手によりますが、笑いに走る方もいらっしゃいます。ネタを仕込んできては、観客を笑わせます。お笑い系の選手は多分に一目で分かるものです。それっぽい選手がでてきたら、そちら方面も期待してください。
選手のキャラクターも観戦ポイントです。種種様々なキャラクターがひしめいております。先述したお笑い系、決して笑いに走らないストロングスタイル系、ストロングスタイルなのに時にボケを挟んでくる選手、本当に様々です。
単純に分ければ「ベビーフェイス」と「ヒール」があります。「ベビーフェイス」とは「善玉」、「ヒール」とは「悪役」のことです。「ヒール」はもう、悪の限りを尽くします。試合中の反則は当然のこと、客へ暴言を吐いたり、客席へとペットボトルの水を撒き散らしたりもします。唾を撒き散らす選手もいらっしゃいました。
マスクマンもプロレスならではのキャラクターです。最も有名なのはタイガーマスクでしょう。テレビのヒーローさながらのアクションを披露してくれます。
他にもロボット、サイボーグ、獣人、手品師(!)、パンチパーマ、霊にいたるまで、各種取り揃えてございます。どうぞ会場でご確認下さい。
面白い観戦ポイントとしまして、レフェリーという要素もございます。プロレスのレフェリーは、観ていて本当に飽きません。選手と怒鳴り合いながら戦いながら、試合を裁きます。状況によっては選手をしばきあげたりします。そちらも是非、ご注目下さい。
などが、プロレスのどこを観るか、の基本です。無論、最初に申し上げました通り、お好きなように楽しんで下さって結構です。ただ、他のスポーツ観戦や演劇鑑賞などとは視点が違う鑑賞ポイントについて述べさせて頂きました。
文責:ザ~来年は駿河健康ランドに帰って来て下さい~セリザワ
2007年04月27日
【プロレスに行こう!②】「プロレス用の服に着替えて会場へ」
今回は会場に向かいます。ではどんな服装で行ったらよいのか。全く自由です。既にご贔屓の選手がいる方などは、その選手に見られても恥ずかしくないようにとおめかしをして行ったりもします。ただ、経験からいいますと、ある程度動きやすい方がよろしいかと思います。場外乱闘が始まった場合、急いで逃げないといけないことがあります。また、多少はオシャレをしていった方がテンションも上がります。もし前の方のお席を購入されていれば、目立つ服装で行くのも面白いです。大きな団体さんですと、次週のプロレス雑誌に大会の写真が掲載されることがあります。自分が写っているかどうか探すのも、観戦後のぷちな楽しみにもなります。
写真といえば…カメラの持ち込みですが、基本的に大丈夫です。但し、デジタルカメラ、携帯電話のカメラでの動画の撮影はNGです。絶対におやめ下さい(団体さんによってはこれといって禁じていないところもありますが、やめておいた方が無難です)。
飲食物の持ち込みもOKです。会場で販売していることもあります。観戦しながらの飲食も基本的には禁じられていません。但し、会場によってはNGなところもあるようですし、試合の真っ最中にバリボリと食すのはマナー的にどうかとも思いますので、よろしくお願いします。
そういったものをいれるバッグについて…こちらもカジュアルで、多少汚れてもいいものの方が良いかと思われます。バッグは当然、足の下・イスの下に置くことになります。会場はまず土足ですので、それも考慮して下さい。これも場外乱闘絡みですが、その際に逃げ惑うお客に蹴散らかされることもあります。嬉しいことに選手がバッグを振りかざしたりしてくれることもあります。余り高価なモノを持っていくと、気が気ではなくて楽しめないかもしれません。尚、コインロッカーのある会場もございますので、行かれる会場にお問い合わせしてみて下さい。
そして会場に向かいます。早めに到着しても開場時間が5分程度遅れたりしますが、そんな場合、余り怒らずにこやかに開場を待ってください。開場したら会場内を見回して見て下さい。会場は独特の雰囲気があります。最初は少し怖いような印象もありますが、慣れます。そこは慣れて下さい。団体さんにもよりますが、大概、売店が出ています。そこでパンフレットを購入してみましょう。1000円~2000円くらいです。本日の対戦カードや選手の紹介などが記載されています。その他、選手のTシャツ、キャラクターグッズも販売されていますのでウィンドーショッピングと洒落込みます。選手自らが店頭に立っていることもあり、そんな時は嬉しい反面、どうしたらいいか分からずに遠巻きにしてしまいます…けれども、声をかけたら気さくにお話して下さるので、知っている選手がいた場合、頑張ってみるのもいい思い出です。
パンフレットを左の小脇に抱え、チケットを右手に持って自分の席を探します。パイプイスと、既に座っているお客さんの隙間を縫って、歩きます。着席したらパンフレットを開いて本日の対戦カードや選手紹介、団体の概要などを予習するのも良いかと思われます。
※本日の対戦カードについて→プロレスの地方大会は、その大会の対戦の組み合わせ(誰と誰が戦うか。カードとも言います)が当日に発表されます。最近ではその団体さんのHP上で先だって発表されることもありますが、選手の怪我や諸般の事情により変更になることもまま、あります。
パンフレットに目を通しながら(若しくは連れの方とお喋りをしながら)、場内アナウンスにも耳を傾けて下さい。選手のサイン会や握手会のお知らせがアナウンスされることがあります。ファンクラブ限定であったり、その選手のTシャツをお買い上げの方に限りであったりもしますが、そうでないこともなくもありません。折角の観戦です、記念にどうですか?
そうこうしていると、試合開始時間がやって参ります。ですがもう少しお待ち下さい。試合開始に先立ちまして、場内アナウンスにより「本日の対戦カード」の発表があります。「○○vs○○」と読み上げられますので、その都度、拍手をしてみましょう。一部大人気の選手は名前が読まれるだけで歓声が上がります。そのようにして会場の空気が温まっていくのです。
【オマケ】
「プロレスを観よう!」
地上波のテレビで全国的に放送している
プロレス団体さん。
「プロレスを観よう!」
地上波のテレビで全国的に放送している
プロレス団体さん。
【新日本プロレス】
アントニオ猪木が創始者。バラエティ番組でもお馴染みになってきた蝶野正洋選手や天山広吉選手、中西学選手、獣神サンダー・ライガー選手、四代目タイガーマスク選手などが所属。若手の棚橋選手、中邑選手はいかんせんカッコいいです。
→テレビ朝日系列:土曜日深夜2:00~
【プロレスリング・NOAH】
三沢光晴選手が創始者。三沢選手をはじめ、小橋健太選手(現在欠場中)、秋山準選手、田上明選手など強く激しく、楽しい部分を持ち合わせた選手が揃う。選手の層も厚く内容も濃い。日本テレビ系のバラエティにもちょこちょこと顔を出しているので、観れば分かる選手もいるかも。新日に棚橋、中邑がいるならNOAHには丸藤、KENTAという、これがまたカッコいい選手がいます。
→日本テレビ系列:日曜日深夜1:55~
※尚、放送時刻は深夜なので、毎週多少の前後がございます。新聞等でご確認下さい。
2007年04月27日
サインもらいました④【富士宮出身 植松寿絵】さん
サインもらいました④

【富士宮出身 植松寿絵】さん
女子プロレス「ガイアジャパン」所属時代に頂いたものです。
今はフリー選手として各団体に乗り込んでは暴れています。
所作といい表情といい技といい、【植松スタイル】が確立されていて、
小柄ながら大きなインパクトを与える、格好いい選手です。
【富士宮出身 植松寿絵】さん
女子プロレス「ガイアジャパン」所属時代に頂いたものです。
今はフリー選手として各団体に乗り込んでは暴れています。
所作といい表情といい技といい、【植松スタイル】が確立されていて、
小柄ながら大きなインパクトを与える、格好いい選手です。
2007年【静岡プロレス】始動!
【静岡プロレスVol.7】開催のお知らせ
開催日:5月26日(土)
開場:16:00~
試合開始:17:00~
場所:静岡文化会館3F 大会議室(有料駐車場有)
チケット:一般4000円 小学生以下2000円 (全席自由・当日券のみ)
出場選手
佐野直 お茶マン みかんまん
神威(WMF) 斗猛矢 小仲=ペールワン
スタンガン高村 チェーンソー森谷
他 強豪選手多数参加予定!
2007年04月26日
【プロレスに行こう!①】「チケットの買い方・席の選び方」
私、どれほど文面で講釈たれてもやはり生で間近でご覧になって頂く以上のことはないとようやく思い至りました。そこでみなさまに生プロレスを観て頂く為のお手伝いをしたく、このようなお話をさせて頂きます。
まずチケットを入手しなければなりません。けれどもその前に、プロレスの大会(興行とも言います)が近辺で行われているかどうか調べて下さい。チケットぴあ系のイベント情報誌が確実ですが、新聞などにも掲載されていますし、街にポスターが貼ってあることもあります。インターネットでも調べることができます(スポーツ新聞のウェブサイト格闘技・プロレスニュースコーナーに興行日程が掲載されています)。近辺の都市で大会が開催されることをチェックしたら、その次がチケット入手です。オーソドックスにチケットぴあさんで購入してもよろしいですが、もしも少しの労力をお預け下さるなら、まず、その大会を開催するプロレス団体さんにお電話してみてください。販売状況にもよりますが、ぴあさんよりもいいお席が入手できるかもしれません。また、大会開催地のスポーツショップなどでも取扱いがあります。取扱い店もプロレス団体さん(またはそのHP)にお聞きすることができます。こちらも場合によってはですが、発売開始日からある程度日数が経っていても良席が残っている場合があります。
良席、いいお席と言いました。ではどこが良席なのか。これは実は非常に難しい問題なのです。結論を申しますと、人それぞれ、ということになります。
まず上げられるのが最前列及びそれに準じる2列目、3列目。こちらは特別リングサイド席・SRS(SPECIAL RING SIDE)席と呼ばれます。殊に最前列は何よりも一番前なのですから、生の迫力を満喫するにはここをおいてありません。勿論2、3列目も十分迫力を感じることはできます。更に絞り込めば、その真ん中辺り。リングを真正面から見ることができます。
人によっては特別リングサイド席の後ろ、A席が最良ともいいます。A席は、団体さんにもよりますが、多くが特別リングサイド席1~5列目の後ろ、6列目~10列目となっています。こちらは、確かに前の人も邪魔ですしリングからも遠い。ところが、です。最前列や2列3列には大きなマイナスポイントがあるのです。リングの全景が見えないのです。例えば寝技や関節技の攻防などをねちっこくやられた場合、自席の近くでなければまず、何をやっているのか分かりません。場外に選手が出た場合、そこで乱闘が始まった場合も、自分の前なら最高ですが、そうでなければ全く見えず、立ち上がれば後ろの人の邪魔になるというストレスもあります。A席においてはそれが比較的解消される為、じっくりとプロレスを楽しみたい通なファンは、あえてA席を取るとも聞きます。また、場外乱闘などで選手が積極的に暴れてくれるのはA席界隈であることも多いので、それも大きなポイントです。
その後ろにB席がございます。イスが用意されている場合もありますが、大概が立ち見となります。というとダメ席という印象もありますでしょうが、こちらにもセールスポイントがございまして、それは何かと申しますと「機動力」と「入退場」なのです。立ち見なので好きな場所で好きなように見ることができる、A席のようにリング全景を見ることができる、場外乱闘が始まればそこまで走っていって見ることができるなど、非常にストレスなく楽しめます。そして入退場。選手は花道を歩いてリングに上がります。人気選手の入場ともなれば、その花道にお客が群がります。そして選手の体に触ったり写真を撮ったりするのです。退場時も同様。特に退場時は、手を差し出すと握手をしてくれる選手も多々おります。何よりも入場時にその選手のファンが一同に群れて、その選手の登場テーマを歌ったり選手の名前をコールしたりする一体感はクセになります。イスに座らされる特別リングサイド席やA席では中々できないことです。
といったように、各席それぞれに選ぶポイントがございます。
では、ダメ席を上げてみましょう。
列の端。ここはコーナーポストがありリング内がよく見えません。それでも花道が併設されていれば良いのですが、それもないとがっかりな席です。これは前の列ほど顕著です。気をつけて下さい。
4列目5列目。ここはA席と変わらないニュアンスなのに特別リングサイド席に含まれるので、料金が高いという…。そこに納得できれば悪い席ではありません。
料金の話が出ました。
特別リングサイド席が一番高く、後はA、B席順次安くなっていきます。この他立ち見が設定されていれば、それが最安価な席となります。また、前売り券の方が安く、当日券は大体、500円増で販売されます。
地方大会ですと、特別リングサイド席は7000円、A席が5000円、B席4000円という割り振りが多いようです。が、その会場や大会の規模により特別リングサイド10000円からというパターンもあります。ご確認下さい。
初めてご覧になる場合ですと、私の経験ですが、最前列は避けた方がよろしいかと思われます。といいますのも、前の方のお席は結構選手のみなさんと目があったり場外乱闘で目の前に倒れこんだりするので、慣れないとむず痒い思いをしますし、応援なども最初の内は恥ずかしかったりどうしたらいいか分からなかったりでノリ遅れてしまったりと、気後れしてしまう材料に事欠かないからです。A席辺りですと、先述もしましたように、通なファンの方も結構いらっしゃいますから、その方たちに紛れて盛り上がることもできる上、イス付です。私は生観戦4度目くらいで最前列を取ってしまい、あたふたした経験があります。突然リング上から選手に話しかけられて、見当違いな返事をしてしまったこともあります…。そういう部分が気にならない方は、迷わず最前列を入手して下さい。
また、中高生ら諸君は元気が有り余るわ懐は心もとないわという日々を送られていることでしょう。立ち見をお勧めします。これも会場によりますが、当日券立ち見2000円、などというチケットが出ることもございます。
ご検討下さい。
文責:ザ~アイアンメイデン~セリザワ
2007年04月26日
長州語録編放送です。
~「キレてないですよ」は本当に言ったのか~
今夜0時14分よりテレビ朝日系列・静岡あさひテレビ
「ナンだ!?」に
【長州力】出演!
【小力】くんしか知らない方はぜひ、
ご覧になってみてください。
今夜0時14分よりテレビ朝日系列・静岡あさひテレビ
「ナンだ!?」に
【長州力】出演!
【小力】くんしか知らない方はぜひ、
ご覧になってみてください。
2007年【静岡プロレス】始動!
【静岡プロレスVol.7】開催のお知らせ
開催日:5月26日(土)
開場:16:00~
試合開始:17:00~
場所:静岡文化会館3F 大会議室(有料駐車場有)
チケット:一般4000円 小学生以下2000円 (全席自由・当日券のみ)
出場選手
佐野直 お茶マン みかんまん
神威(WMF) 斗猛矢 小仲=ペールワン
スタンガン高村 チェーンソー森谷
他 強豪選手多数参加予定!
2007年04月25日
静岡プロレス一周年大会の感想④「第三、第四試合」
【第三試合】
MAZADAvs斗猛矢。
MAZADAさん、最高。そういう試合でした。最近ではNOSAWA論外さんとのタッグが多く、その論外さんが前に前に出るエンターティメントヒールな為、サポート役的イメージが強くなっていたMAZADAさんですが、今回は弾けまくってました。
レフェリーいじるわ斗猛矢さんいじるわ。思い返してみれば、私が最初にMAZADAさん論外さんを観たのが何年か前の「全日本プロレス」。その時はMAZADA贔屓だったんです。
懐かしいMAZADAさんを観た思いです。
中盤からはもう、そういうキャラなのかたまたま目に留まったからなのか、レフェリーをいじりまくりで楽しそうないじめっこ顔のMAZADAさん。ひたすら斗猛矢さんをぼっこぼこにしながらレフェリーをまぁ、いじるいじる…って、いや考えてみれば、斗猛矢さんも凄いんです。かなりの時間をそうやってMAZADAさんのレフェリーいじりに付き合ってぼっこぼこにされながら、終盤ではきっちりやり返してたんだから。実は軽く、終盤では斗猛矢ファンにもなっていました。
【第四試合】
小笠原和彦vs吹本賢児。
これも第一試合と同じく、もうちょっと前フリ場内アナウンスで盛り上げられたと思います。空手vsプロレスという図式を押し出せば、より盛り上がったんじゃあないかと。
実際、リング上で小笠原さんは「レスラーはそんなもんか」などとそういう図式を提示していましたし、何より見た目が空手着でしたから、その辺りを煽ってやれば、お客の気持ちの入り方も大きくなったのではないでしょうか。
ともあれ、私は吹本さんのファンになりました。やっぱりですね、プロレスはそういうものなんだと、殴られても蹴られても顔を突き出すのがプロレスなんだと。目の前で側頭部にごつんといい蹴りが入った様を見せられた日にゃ、それでも顔を突き出すレスラーを見せられた日にゃ、ですよ。そんなもん、ちょっとした感動です。そこに更にいい一発を入れる小笠原さんも素晴らしい。欲をいえば、吹本さんにはもっともっと凶器、反則色とりどりな邪道プロレスをかまして欲しかったですが。
いい意味でインディー臭い、緊張感ある試合でした。
文責:~今日のBGMはトライブ オブ ジプシー~セリザワ
2007年04月25日
サインもらいました③
サインもらいました③

【全日本プロレス 雷陣明】くん
昨年くらいまで、大会前説トークをやっていた若手「雷陣明」くんのサインです。
微妙なトークでしたが、私は結構好きでした。
会場内をうろうろしていたところを掴まえて、お願いしました。
【全日本プロレス 雷陣明】くん
昨年くらいまで、大会前説トークをやっていた若手「雷陣明」くんのサインです。
微妙なトークでしたが、私は結構好きでした。
会場内をうろうろしていたところを掴まえて、お願いしました。
2007年【静岡プロレス】始動!
【静岡プロレスVol.7】開催のお知らせ
開催日:5月26日(土)
開場:16:00~
試合開始:17:00~
場所:静岡文化会館3F 大会議室(有料駐車場有)
チケット:一般4000円 小学生以下2000円 (全席自由・当日券のみ)
出場選手
佐野直 お茶マン みかんまん
神威(WMF) 斗猛矢 小仲=ペールワン
スタンガン高村 チェーンソー森谷
他 強豪選手多数参加予定!
2007年04月24日
静岡プロレス一周年大会の感想③「最強のグダグダ・第一試合」
【第一試合】
マスカラ・コントラ・カジュベラ(マスク剥ぎ・髪切りマッチ)。菊タローvsピンクタイガー総帥。レフェリー・和田京平。
試合内容よりもまず思ったのは、もうちょっと説明があっても良かったんじゃあないかなということ。マスカラ~を知らない人はヤマモさん(実況の人)の説明だけではどういうことなのか分からないです…。そういう「縛り」ありきの試合なのだからもったいないなぁと思いました。
内容は…ピンクタイガー総帥に尽きます。ある意味、静プロでは一番の人気者(変な方向の人気ですが)ですし、静プロで試合をするのも初めてでしたので注目必至でした。
見事なへたれでした。最高でした。あんなグダグダなプロレスをよくもまぁ京平さんと菊タローさんの前でと、おかしくて仕方ありませんでした。見事なまでの「口でするプロレス」でした。フォール取られては「三本勝負でしょ?」二本取られては「五本勝負でしょ?」とごね、京平さんを焼肉で買収して無理から成立させ、でも何もできずに負け。
負けたのだから、マスクを剥がれるか髪を切らなくてはなりません。総帥は「自分はマスクなど被っていない、これは素顔だ」と言い張っていたので、当然髪を切ることになる…かと思われたその時、「素顔ではあるのですが、マスク脱ぎます」…どれだけいい加減やねんっ、アンタ!
そこにお笑い系レスラーとして「横綱相撲」で絡んだ菊タローさん、結局最後に全部持っていってましたが。
ぜひまた、静プロで試合をして下さい。
【第二試合】
お茶マン・みかんまんvsペールワン=小仲・趙雲子龍。
お茶マンのキャラが、薄いんです。みかんまんはかわいい系、マスコット系に収まりつつあるようですが、一方のお茶マンが、薄い…。そしてお茶マン、みかんまんにメリハリがないのも勿体なかったです。お茶を飲んで、みかんを食べて強くなるというギミックがありながら、飲食前とその後のメリハリが効いていないのが、いかんせん勿体なかった。というのも、キャラモノとしては、なかなかいい試合だったからです。そういうギミックがなくても成立してしまう試合になっていた、つまりお茶マン、みかんまんが最初っから結構、「やれていた」ということですね。もっと怪奇なペールワンに怯えても良かっただろうし、もっと超人・趙雲にぼてくり回されても良かっただろうし。趙雲・ペールワン両選手が動き切れていなかったのも、その辺りのメリハリのなさに起因しているのではないかとも考えてしまいます。それから、やはりお茶を飲んだりみかんを食べたりのアクションが分かりづらいのも勿体なかったですよね。コーナーポストの上でとか、場外降りて客席前でとか。また、一人一人別々の方が分かりやすかったかもしれません。
今後、お茶マン・みかんまんのやっていること・やりたいことの分かりづらさが解消されれば、尚、面白くなると感じました。
とはいっても、お子さまたちの目はキラッキラしてました。
文責:今日はコンセプションのセリザワ
2007年04月24日
サインもらいました②
サインもらいました②

【PRO-WRESTLING NOAH 三沢光晴】社長!
あの三沢さんにいただいてしまいました。
NOAHさんは結構、私物へのサインっていただきにくいんですよね…
そこを、無理を言ってして頂きました。
その節は本当にありがとうございました。
【PRO-WRESTLING NOAH 三沢光晴】社長!
あの三沢さんにいただいてしまいました。
NOAHさんは結構、私物へのサインっていただきにくいんですよね…
そこを、無理を言ってして頂きました。
その節は本当にありがとうございました。
2007年【静岡プロレス】始動!
【静岡プロレスVol.7】開催のお知らせ
開催日:5月26日(土)
開場:16:00~
試合開始:17:00~
場所:静岡文化会館3F 大会議室(有料駐車場有)
チケット:一般4000円 小学生以下2000円 (全席自由・当日券のみ)
出場選手
佐野直 お茶マン みかんまん
神威(WMF) 斗猛矢 小仲=ペールワン
スタンガン高村 チェーンソー森谷
他 強豪選手多数参加予定!
2007年04月23日
サインもらいました①
サインもらいました①
選手のみなさんとぷち触れ合えるのも嬉しい
思い出の一品です。
自分の中で扇子にサインしてもらうのが流行っていました(今も続行中)。
書きづらかったりするので、選手のみなさんには迷惑なのかも…
一応「失礼じゃなければ、お願いできますか」と聞きますが、
「失礼だからダメです」とはいいづらいですしね…
ご迷惑でしたら申し訳ありませんでした…

【PRO-WRESTLING NOAH 志賀賢太郎】さん
選手のみなさんとぷち触れ合えるのも嬉しい
思い出の一品です。
自分の中で扇子にサインしてもらうのが流行っていました(今も続行中)。
書きづらかったりするので、選手のみなさんには迷惑なのかも…
一応「失礼じゃなければ、お願いできますか」と聞きますが、
「失礼だからダメです」とはいいづらいですしね…
ご迷惑でしたら申し訳ありませんでした…
【PRO-WRESTLING NOAH 志賀賢太郎】さん
2007年【静岡プロレス】始動!
【静岡プロレスVol.7】開催のお知らせ
開催日:5月26日(土)
開場:16:00~
試合開始:17:00~
場所:静岡文化会館3F 大会議室(有料駐車場有)
チケット:一般4000円 小学生以下2000円 (全席自由・当日券のみ)
出場選手
佐野直 お茶マン みかんまん
神威(WMF) 斗猛矢 小仲=ペールワン
スタンガン高村 チェーンソー森谷
他 強豪選手多数参加予定!
2007年04月23日
静岡プロレス一周年大会の感想②「メイン・第五試合は凄かった」
佐野直・サスケ・コスケ
vs
チェーンソー森谷・スタンガン高村・NOSAWA論外。
レフェリー・和田京平。
vs
チェーンソー森谷・スタンガン高村・NOSAWA論外。
レフェリー・和田京平。
盛り上がることが約束されてしまった試合ではありました。もちろんサスケコスケにより、です。そして論外さんや京平レフェリーにもより、です。前フリでも述べましたが、この一戦は「静岡プロレスvsメジャープロレス」と言ってもよい様相となってしまいました。エース佐野、ヒール高村&森谷がどこまで自身の存在感を示せるか、という。
結果的には、なんとか食いつけたのではないかと。いやまだまだだとおっしゃる方も多いでしょう。それはそうです。だってサスケですよ、コスケですよ、京平ですよ…敵うべくもない…静プロの選手に対して失礼ではありますが、一プロレス好きから言わせていただければ、やはり敵うべくもないです。それは仕方がないことです。「コスケ」がそこに立っているだけで、そのプレミア感で昂奮させられてしまいますし。
といった状況でありながらも、なんとか食いつけたと、言いたいです。
佐野直選手は、意外にしっくりときていました。これもまた失礼な話ですが、きっといい塩梅のポジションだったからかもしれません。静岡プロレスではエースとして頑張ってくれていますが、まだレスラーとしてはトップクラスとは言い難いポジションなのでしょう…だからこそサスケコスケという名実揃ったトップクラスレスラーに挟まれて奮闘する佐野さんからは、逆にこれまでにない強さが感じられました。いつも以上に気合も入っていた、というのもあるかもしれません。なによりサスケコスケの両選手が佐野さんを生かしてくれていました。
スタンガン高村選手は、論外さんの前にかすんでしまうかと思われたのですが、京平さんとの絡みで立ち位置を確立しました。京平さんにどやされきょとんと「いい顔」をする…なかなかのキャラクターでした。ただ論外さんとの絡みが思い出せません。潰しあいになるからあえて絡まなかったのか、絡んだけれども記憶に残らないくらいインパクトがなかったのか、不明なところです。
逆にチェーンソー森谷選手に関しては、論外さんがやたら押してくれていました。スタンガンは制御不能で勝手に暴れる奴だから、森谷の方をがっちりいじろうということだったのかもしれません。
こうして思い返すと、静岡プロレスの選手のみなさんは、超一流の選手を相手に十分、奮闘されていました。それはすごいことです。一方で、その一流処のみなさんが静岡プロレスを活かし、良いところを引き出してくれてもいました。相手の技を受け相手の良さを引き出し、自分を見せるのがプロレス…一流の選手の所以を見た思いです。
また、その、一流選手の牽引に乗ることのできた静プロのポテンシャルも感じました。
確かにツッコミどころが満載であったことも否めませんが…。
文責:モーターヘッド・セリザワ
2007年04月22日
静岡プロレス一周年大会の感想①「全体的に」
非常によい大会だったのではないでしょうか。いろいろなご意見あるでしょうが、静岡プロレスの一年間の結果としてみた場合、なかなかによい大会だったと。
全日本プロレスのスター選手、和田京平レフェリー、みちのくプロレスのサスケさんといったキラ星の参戦によって盛り上がることは必至でした。けれども、ただそれでは「ぷっち全日本プロレス」に過ぎません。そんな中で、静岡プロレスの選手、レギュラーで参戦して下さっていたピンクタイガー総帥、チェーンソー森谷さんらは、そういったキラ星にも決して負けないプロレスを見せてくれたと思うのです。それはやはりこの一年間、静岡プロレスという「団体」を継続し練り上げてきたゆえの「パワー」であったように感じます。
たとえばピンクタイガー総帥への期待感(あっちの意味も含みますが)、たとえばお茶マンみかんまんのパワーアップ待ち、たとえば森谷背反、たとえばスタンガン暴走パニック待ち、たとえば佐野直への叱咤と激励、たとえばいなぎ代表への暴行への期待。ちょっとした定番も生まれちょっとした物語も生まれ、ちょっとした遊びも浸透しつつあり、それが「静岡プロレス」の「味」になりつつある、ということが「団体」として頑張ってきた一年の結果と申し上げても差し障りないでしょう。
また「プロレス団体」には各々、独特な空気があります。それは一回きりのイベント的なプロレス興行では出せないものです。静岡プロレスにもその、独特な空気感が生まれつつあります。独特なまったり感と緊張感、妙なお得感の混在と言えばいいのか、ええ、言葉で言い表し切れないから「空気感」なので無理はしませんが、そういった「感じ」が生まれつつあります(きっと)。入場して席に座り、試合開始を待つ間にふと「静プロに来たなぁ」と感じる会場の空気です。その空気感が生じ、あの大物たちを前に、最後までなんとか壊れなかったことはすごいことだと、私は思うんです。
分かっています。ほめ過ぎです。けれどもそこは、「一周年」ですので。
文責:ザ~やっぱり健介オフィス最高~セリザワ
2007年04月22日
2007年04月21日
ロッキーが好きです。
最初に「ロッキー」を観たのは中学時代。渋谷にとあるバンドのライブを観に行った時のこと、開演までの時間を潰そうと入った映画館でやっていたのが「ロッキー4」でした。ひどく感動して友人の前で泣いたり、衝動的にロッキーTシャツを買ったりと中学生っぷりをいかんなく発揮した記憶があります。
ランボーでスタローンファンになっていた私はこれ以降その熱も加速、「コブラ」(初めて映画のサントラを買った)や「デスレース2000」(テレビ東京でお昼に放送した奴)までも支持し、映画好きの知人の嘲笑を一身に受けることになるのですが…。そんな中でどういうのか「ロッキー」シリーズだけは「4」以外、つい十年前まで未見だったのです。幾度かTVで観る機会もあったのですが、その度に前半で挫折していました。というのも娯楽性とアクション性の高い「4」のイメージが強すぎたためです。「4」的なアクションスポーツモノを期待してたんですね。それが十年ほどまえのある日、ふと思い立って「ロッキー全巻」をレンタルして観たところ、ドハマリしてしまいました。
「ロッキー」という映画は基本的に「ダメ人間」の映画だと思うんです。「ダメ人間」のための映画、ではなくて、「ダメ人間」ばかりが出てくるという。「ロッキー・バルモア」もダメ人間ならあのシーンで有名な「エイドリアーン」も当初、結構なダメ少女、その兄の如きは絵に描いたようなダメ男、かのアポロだって富や名声に貪欲な、決して爽やかなジェントルマンチャンプだとはいえなかったし、ミッキーもあの年にして結構な自己中…ひたすらメインキャストはダメダメで、それを5作(今回で6作)も続けたんだから、やっぱりどこか意図的なものも感じなくもないですが…ともかく、本当に毎回「こいつらダメダメやなぁ…」というシーンから始まるんですよね。
私のロッキー感想を垂れ流しますと…(ネタバレしてます)
「1」は典型的なダメ人間の再起の話ですよね。アメリカンドリームの体現という言い方もされますが、それよりも「再起」の方がしっくりくる気がします。最終的には富や栄光よりも、「最後までリングに立っていること」を目標に最強のチャンピオン「アポロ」に立ち向かう訳だし、結局負けてるし…。負けたのに勝者のような顔をし、観客もロッキーを勝利者として受け入れられたのは、ラストが、いわゆるアメリカンドリーム的な「成功者」ではなく自身の人生においての「勝利者」として描かれているからではないかと思ったりもします。負けたのに勝者よりも勝者っぽい、なんてのは「プロレス」的でもありますね。
「2」はうっかり「ヒーロー」になってしまった「ダメ人間」の「超ダメっぷり」から始まります…まぁもう、目を背けたくなるくらいの「ダメ人間っぷり」を「ロッキー・バルモア」は見せ付けます…ボクシング界から引退したもののタレント業は失敗、仕事はなく、漸く就いた職もリストラ…一方「アポロ」には前回の勝利が納得いかず(周囲にもやいのやいの言われ)「再戦を要求」され…その要求を呑むものの「エイドリアン」の反対に気持ちが乗らない「ロッキー」…やがて、身ごもっていた「エイドリアン」は出産はするものの昏睡状態に陥り…。そこで熱血してアポロとの再試合に賭ければいいのに、「エイドリアン」が心配で練習に集中もできない、やる気も出ない、グズグズ愚図る…どれだけダメダメなんだよと。ここで、私が思うところの「ロッキー史上最高の名言」がかまされます。昏睡から目覚めた「エイドリアン」は、「ボクサー辞めてもいい、幸せに暮らそう」的なことを言う「ロッキー」にぶちかますんですよね、一言「WIN…」。号泣ですよ、私みたいな糞単純人間は。「やめなくていいよ、応援するから」とかなんとか語るんじゃあなくて「勝って」の一言。そこからミッキーの怒声と共に怒涛のトレーニングが始まる流れは涙と鳥肌と昂奮ナシには観られないです。で、ついに「アポロ」に勝つわけですが…。
「3」でいきなりショッキングな出来事が…「アポロ」に勝利しチャンピオンになった「ロッキー」は着実に防衛戦を勝ち続け銅像まで立てられるヒーローになるのですが、実はその防衛戦の相手、「ロッキー」が勝てる相手をミッキーが見繕ってきていた、つまり作り物のチャンピオンだったというオチが…富も名声も手に入れながらその状態でとんでもないダメチャンピオンになってしまった「ロッキー」…その上、ミッキーは亡くなってしまいます…その上、「アポロ」が「ロッキー」のコーチを買って出るのですが、そのトレーニングの途中でもやる気をなくして「アポロ」を怒らせてしまいます…本当にね、どれだけ「ダメ人間」なのかと。ここで「エイドリアン」にものっそい怒られてやる気を取り戻すというね…どないなスポーツヒーローやねん…
そして問題作「4」です。これは人間ドラマ臭の強かった前3作に比べて娯楽色の方が強く、「ロッキー」のヒーロー性がかなり強く打ち出されているんですが、やはり前半ではわけのわからないロボットを購入したり自宅敷地内に電車を走らせたりと、困った大人っぷりをやらかしています。でも当作ではそれくらいなんですよね。後は定番の熱血スポーツ映画展開で、全編燃えるものの、ダメっぷりは身を潜めます。
「5」は…いきなり「ロッキー屋敷」を騙し取られ、下町の片隅に住まいを構えて人生やり直し、となり…「ロッキー」自身はそこそこダメっぷりを発揮したりはしないのですが、弟子と息子との関係がどうしても上手くいかずに破綻してしまったり、ラストはストリートファイトでケリをつけたりと、やはり格好いい人間にはなりきれないまま、もがいています。興行成績的にもファン評価的にもダメダメと言われる本作ですが、私は気に入っています。ストリートファイトでのシメも物議を醸し出しているようですが…「ロッキー」が「ロッキー」であるための話、自分が自分であろうとするのが「ロッキー」だったと…「ロッキー」とは凡人がどう頑張って生きていくかという「人間のドラマ」だと思うので…だから大人になってから面白く感じるようになったのかな…そういう意味でこの「5」はいい着陸をしたと思うわけです。
…というような、「ダメ人間」大集合的な装いと、そこから脱出しようと必死になる姿や挫折する姿が結構な「ダメ人間」でもある私にはハマります。「ダメ人間」を連呼しましたが、「ダメ人間」っていうよりも「普通の人」なんですよね。「ボクシング」の才能はあったのでしょうが、中身がいかんせん「凡人」。主人公「ロッキー」に到っては「3」で「チャンピオンの器ではない」宣告までされていますしね。ひたすらそこに焦点が合っているわけです。「4」については、どう捉えるかですが、裏事情的にあしざまに言えば「ヒット作」的な作りで売れる映画にして金儲けをしたかった作品とも言えますし、ファン心理的によく言えば「一度くらい思いっきり格好いいだけのロッキー映画」があってもいいとも言えます。異質であることは確かですが、全体を通して一気観するとこれが意外にいい感じでもあるんです。頑張って栄光を掴んでは失敗するという「ロッキー」映画のシステムに則って、「4」はその栄光部分を担当しているともね、言えるんです。まぁこれはファンの戯言ですが。
ちゃんとした人間になろうというのが出発点なら、ちゃんとしたチャンピオンであろうとしたのが「4」であり、ちゃんとした大人・父親になろうと頑張ったのが「5」かなと、「ロッキーファン」な私は良い風にそう考えています。
そして「ロッキー ザ ファイナル」が公開されました。ドキドキです。「還暦ロッキー」!「永源ロッキー」!近いうちに劇場に観に行きます。
映画の話に終始してしまいまして公認頂いている【静岡プロレス】さんには申し開き立ちませんが…「ロッキー3」の冒頭にはかの名レスラー「ハルク・ホーガン」が出演しているということでご容赦下さい。
ランボーでスタローンファンになっていた私はこれ以降その熱も加速、「コブラ」(初めて映画のサントラを買った)や「デスレース2000」(テレビ東京でお昼に放送した奴)までも支持し、映画好きの知人の嘲笑を一身に受けることになるのですが…。そんな中でどういうのか「ロッキー」シリーズだけは「4」以外、つい十年前まで未見だったのです。幾度かTVで観る機会もあったのですが、その度に前半で挫折していました。というのも娯楽性とアクション性の高い「4」のイメージが強すぎたためです。「4」的なアクションスポーツモノを期待してたんですね。それが十年ほどまえのある日、ふと思い立って「ロッキー全巻」をレンタルして観たところ、ドハマリしてしまいました。
「ロッキー」という映画は基本的に「ダメ人間」の映画だと思うんです。「ダメ人間」のための映画、ではなくて、「ダメ人間」ばかりが出てくるという。「ロッキー・バルモア」もダメ人間ならあのシーンで有名な「エイドリアーン」も当初、結構なダメ少女、その兄の如きは絵に描いたようなダメ男、かのアポロだって富や名声に貪欲な、決して爽やかなジェントルマンチャンプだとはいえなかったし、ミッキーもあの年にして結構な自己中…ひたすらメインキャストはダメダメで、それを5作(今回で6作)も続けたんだから、やっぱりどこか意図的なものも感じなくもないですが…ともかく、本当に毎回「こいつらダメダメやなぁ…」というシーンから始まるんですよね。
私のロッキー感想を垂れ流しますと…(ネタバレしてます)
「1」は典型的なダメ人間の再起の話ですよね。アメリカンドリームの体現という言い方もされますが、それよりも「再起」の方がしっくりくる気がします。最終的には富や栄光よりも、「最後までリングに立っていること」を目標に最強のチャンピオン「アポロ」に立ち向かう訳だし、結局負けてるし…。負けたのに勝者のような顔をし、観客もロッキーを勝利者として受け入れられたのは、ラストが、いわゆるアメリカンドリーム的な「成功者」ではなく自身の人生においての「勝利者」として描かれているからではないかと思ったりもします。負けたのに勝者よりも勝者っぽい、なんてのは「プロレス」的でもありますね。
「2」はうっかり「ヒーロー」になってしまった「ダメ人間」の「超ダメっぷり」から始まります…まぁもう、目を背けたくなるくらいの「ダメ人間っぷり」を「ロッキー・バルモア」は見せ付けます…ボクシング界から引退したもののタレント業は失敗、仕事はなく、漸く就いた職もリストラ…一方「アポロ」には前回の勝利が納得いかず(周囲にもやいのやいの言われ)「再戦を要求」され…その要求を呑むものの「エイドリアン」の反対に気持ちが乗らない「ロッキー」…やがて、身ごもっていた「エイドリアン」は出産はするものの昏睡状態に陥り…。そこで熱血してアポロとの再試合に賭ければいいのに、「エイドリアン」が心配で練習に集中もできない、やる気も出ない、グズグズ愚図る…どれだけダメダメなんだよと。ここで、私が思うところの「ロッキー史上最高の名言」がかまされます。昏睡から目覚めた「エイドリアン」は、「ボクサー辞めてもいい、幸せに暮らそう」的なことを言う「ロッキー」にぶちかますんですよね、一言「WIN…」。号泣ですよ、私みたいな糞単純人間は。「やめなくていいよ、応援するから」とかなんとか語るんじゃあなくて「勝って」の一言。そこからミッキーの怒声と共に怒涛のトレーニングが始まる流れは涙と鳥肌と昂奮ナシには観られないです。で、ついに「アポロ」に勝つわけですが…。
「3」でいきなりショッキングな出来事が…「アポロ」に勝利しチャンピオンになった「ロッキー」は着実に防衛戦を勝ち続け銅像まで立てられるヒーローになるのですが、実はその防衛戦の相手、「ロッキー」が勝てる相手をミッキーが見繕ってきていた、つまり作り物のチャンピオンだったというオチが…富も名声も手に入れながらその状態でとんでもないダメチャンピオンになってしまった「ロッキー」…その上、ミッキーは亡くなってしまいます…その上、「アポロ」が「ロッキー」のコーチを買って出るのですが、そのトレーニングの途中でもやる気をなくして「アポロ」を怒らせてしまいます…本当にね、どれだけ「ダメ人間」なのかと。ここで「エイドリアン」にものっそい怒られてやる気を取り戻すというね…どないなスポーツヒーローやねん…
そして問題作「4」です。これは人間ドラマ臭の強かった前3作に比べて娯楽色の方が強く、「ロッキー」のヒーロー性がかなり強く打ち出されているんですが、やはり前半ではわけのわからないロボットを購入したり自宅敷地内に電車を走らせたりと、困った大人っぷりをやらかしています。でも当作ではそれくらいなんですよね。後は定番の熱血スポーツ映画展開で、全編燃えるものの、ダメっぷりは身を潜めます。
「5」は…いきなり「ロッキー屋敷」を騙し取られ、下町の片隅に住まいを構えて人生やり直し、となり…「ロッキー」自身はそこそこダメっぷりを発揮したりはしないのですが、弟子と息子との関係がどうしても上手くいかずに破綻してしまったり、ラストはストリートファイトでケリをつけたりと、やはり格好いい人間にはなりきれないまま、もがいています。興行成績的にもファン評価的にもダメダメと言われる本作ですが、私は気に入っています。ストリートファイトでのシメも物議を醸し出しているようですが…「ロッキー」が「ロッキー」であるための話、自分が自分であろうとするのが「ロッキー」だったと…「ロッキー」とは凡人がどう頑張って生きていくかという「人間のドラマ」だと思うので…だから大人になってから面白く感じるようになったのかな…そういう意味でこの「5」はいい着陸をしたと思うわけです。
…というような、「ダメ人間」大集合的な装いと、そこから脱出しようと必死になる姿や挫折する姿が結構な「ダメ人間」でもある私にはハマります。「ダメ人間」を連呼しましたが、「ダメ人間」っていうよりも「普通の人」なんですよね。「ボクシング」の才能はあったのでしょうが、中身がいかんせん「凡人」。主人公「ロッキー」に到っては「3」で「チャンピオンの器ではない」宣告までされていますしね。ひたすらそこに焦点が合っているわけです。「4」については、どう捉えるかですが、裏事情的にあしざまに言えば「ヒット作」的な作りで売れる映画にして金儲けをしたかった作品とも言えますし、ファン心理的によく言えば「一度くらい思いっきり格好いいだけのロッキー映画」があってもいいとも言えます。異質であることは確かですが、全体を通して一気観するとこれが意外にいい感じでもあるんです。頑張って栄光を掴んでは失敗するという「ロッキー」映画のシステムに則って、「4」はその栄光部分を担当しているともね、言えるんです。まぁこれはファンの戯言ですが。
ちゃんとした人間になろうというのが出発点なら、ちゃんとしたチャンピオンであろうとしたのが「4」であり、ちゃんとした大人・父親になろうと頑張ったのが「5」かなと、「ロッキーファン」な私は良い風にそう考えています。
そして「ロッキー ザ ファイナル」が公開されました。ドキドキです。「還暦ロッキー」!「永源ロッキー」!近いうちに劇場に観に行きます。
映画の話に終始してしまいまして公認頂いている【静岡プロレス】さんには申し開き立ちませんが…「ロッキー3」の冒頭にはかの名レスラー「ハルク・ホーガン」が出演しているということでご容赦下さい。