2007年04月23日
静岡プロレス一周年大会の感想②「メイン・第五試合は凄かった」
佐野直・サスケ・コスケ
vs
チェーンソー森谷・スタンガン高村・NOSAWA論外。
レフェリー・和田京平。
vs
チェーンソー森谷・スタンガン高村・NOSAWA論外。
レフェリー・和田京平。
盛り上がることが約束されてしまった試合ではありました。もちろんサスケコスケにより、です。そして論外さんや京平レフェリーにもより、です。前フリでも述べましたが、この一戦は「静岡プロレスvsメジャープロレス」と言ってもよい様相となってしまいました。エース佐野、ヒール高村&森谷がどこまで自身の存在感を示せるか、という。
結果的には、なんとか食いつけたのではないかと。いやまだまだだとおっしゃる方も多いでしょう。それはそうです。だってサスケですよ、コスケですよ、京平ですよ…敵うべくもない…静プロの選手に対して失礼ではありますが、一プロレス好きから言わせていただければ、やはり敵うべくもないです。それは仕方がないことです。「コスケ」がそこに立っているだけで、そのプレミア感で昂奮させられてしまいますし。
といった状況でありながらも、なんとか食いつけたと、言いたいです。
佐野直選手は、意外にしっくりときていました。これもまた失礼な話ですが、きっといい塩梅のポジションだったからかもしれません。静岡プロレスではエースとして頑張ってくれていますが、まだレスラーとしてはトップクラスとは言い難いポジションなのでしょう…だからこそサスケコスケという名実揃ったトップクラスレスラーに挟まれて奮闘する佐野さんからは、逆にこれまでにない強さが感じられました。いつも以上に気合も入っていた、というのもあるかもしれません。なによりサスケコスケの両選手が佐野さんを生かしてくれていました。
スタンガン高村選手は、論外さんの前にかすんでしまうかと思われたのですが、京平さんとの絡みで立ち位置を確立しました。京平さんにどやされきょとんと「いい顔」をする…なかなかのキャラクターでした。ただ論外さんとの絡みが思い出せません。潰しあいになるからあえて絡まなかったのか、絡んだけれども記憶に残らないくらいインパクトがなかったのか、不明なところです。
逆にチェーンソー森谷選手に関しては、論外さんがやたら押してくれていました。スタンガンは制御不能で勝手に暴れる奴だから、森谷の方をがっちりいじろうということだったのかもしれません。
こうして思い返すと、静岡プロレスの選手のみなさんは、超一流の選手を相手に十分、奮闘されていました。それはすごいことです。一方で、その一流処のみなさんが静岡プロレスを活かし、良いところを引き出してくれてもいました。相手の技を受け相手の良さを引き出し、自分を見せるのがプロレス…一流の選手の所以を見た思いです。
また、その、一流選手の牽引に乗ることのできた静プロのポテンシャルも感じました。
確かにツッコミどころが満載であったことも否めませんが…。
文責:モーターヘッド・セリザワ
Posted by せりざわ at 21:00│Comments(0)
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