2008年08月04日

7月プロレス!

7月プロレス!

○タイガーマスク、IWGPジュニア王座トーナメント制す。
マジか?!ライガーが行くかと思っていたのに!いやダメってわけじゃないけど、びっくり。

○天山vs飯塚、ランバージャックデスマッチ。
因縁の対決に天山勝利。でも鉄の爪は使っちゃダメだろ、天山。というか…なんだろうか、飯塚、面白いんだけどなぁ…やっぱり職人な飯塚の方がなぁ…。

○小島、天山救出。
燃える展開ではあるけれど、もういい加減天山は、蝶天だとか天コジとか友情とかそういうのに頼らない方向に行かないとダメな気がする…シングルでも十分結果を出してはいるのに、その後が続かないのが天山。ベルトを獲ってもG1制してもそこから天山時代が切り拓けないできた。誰も頼るかボケ、一人で戦うわい阿呆、くらい言って蝶野も小島も薙ぎ倒すくらいの…鈴木みのるや高山善廣くらいの気骨を見せてほしいなぁと。
いや勿論、天コジは魅力的だけども。

○小島復活
VM離脱もあるのか。復帰戦、凶器攻撃を拒否しTARUさんらと行動を別にしたり…。
G1参戦にあたり、本隊復帰あるのか。

○GHCヘビー級・森嶋、力皇下す。
元WILDⅡの二人による武道館メインカード、それもGHCヘビー級選手権。どちらを応援するとか、決められない…心情的には、迷走期・結果の出ない時期の長かった森嶋寄りではあったけども。このカードは勝敗以上に内容が問われる。森嶋、力皇世代と三沢、小橋、秋山ら世代との戦いとも言い換えられる、んじゃないかなと思うから…。結局三沢や秋山が絡まないとダメだねとか小橋vs三沢は越えられないねとか、そうなってしまってはいけない。なのでこれは、森嶋vs力皇であると同時に森嶋・力皇組vsトップ世代という構図も内包しているわけで…ためにもう、両方頑張れ、だった。
NOAHを観戦し始めたのが丁度WILDⅡの台頭、NO FEARの分裂の時期だったのでこの二人への第一印象はすこぶる良かった。けれどやはり四天王らの壁、帝王の壁などなどは厚く、最初の印象が良かっただけに減点方式でどんどん俺評価は下方修正されていった。下方修正とは言っても、それは期待の裏返しでもあり、でかい図体でがんがんぶつかりあう、問答無用でモロにプロレスらしいプロレスを感じさせてくれる稀有なレスラーたちであることは十分分かっていた。ので。この二人が武道館でGHCを賭けて、時代を賭けて戦うというのは感慨深い。
で、その内容は…残念ながら四天王や帝王を越えた、とは言い切れないものの、息を止め腹筋に力が入り目眩がするほどの力強さがあった。何より両者の意地がたまらなかった。どうしてもこの世代がメインを張るとトップらと比較されてしまうし、トップレスラーたちは様々な意味で「いい時期」を経験し実績もあるのでなかなか越えることは難しい…でも、そういう壁や流れに挑戦する姿もまた応援し甲斐があるもので。
とか言っていたら、次は森嶋vs健介とか!
通常なら迷うところだけど、ここはもう、森嶋押しで行こうかと思うよ…。

○IWGP戦、武藤vs中西
あのG1、第三世代がまだまだ若手だった頃、中西が武藤を破って制覇したG1で中西のファンになった。あの時は燃えた…。それから何がどうなったのか、中西は微妙にお笑いキャラにされて…実況アナにもそういう扱いされて…ストロングな中西を贔屓にしていた、第三世代から本格的にプロレスを応援し始めた俺としては不本意甚だしかったわけで…なので中西、勝って欲しかったなぁ、今回は特に。
加えて…試合を観たらやっぱり武藤の格勝ちな感も否めず…。応援しているのは中西なのに、何かしら魅了されてしまうのは武藤なんだよなぁと。
NOAHのみならず新日でも、まだまだ武藤世代の壁は厚い。

○橋本真也、三周忌。
もう三周忌、というよりもまだ三周忌なのかという感覚。もう何年も経ってしまっているかのように思える。泣くよりも呆然としてしまった夏の一日を思い出す。その日がひどく昔のような気がする。当時、一線で活躍しているトップレスラーで生観戦していないのは橋本だけだった。肩を負傷して試合はしなかったのだけど、それでもキラメッセにやってきてくれたのが直で観た最初で最後だった。優しい顔をして目の前を歩いてリングに上がった。一緒に「ゼロ、ワーン!」のコールをした。キラメッセ大会直前の試合で、川田のハイキックを袈裟斬りチョップで叩き落したことがその負傷の原因だった(古傷ではあったが)。まったく橋本はバカなんだから、キックをチョップで落としてどうすんだよ、折角のキラメッセ参戦だったのに、次静岡来る時は直前にムチャなカードは組まないようにしてもらわないと、などと笑っていた。のに。
橋本真也の足跡は偉大だ。闘魂三銃士時代は勿論、小川直也との連戦、ゼロワン旗揚げ、ハッスル。特にゼロワン旗揚げはNOAH旗揚げとともに新日・全日体制だったメジャープロレス界を一新させた。ありえないカードが続出する土壌を作った。勿論、反面では団体細分化を惹き起こし、強力なレスラーが多くの団体に散ってしまうというマイナス面も発生させたが、ゼロワンはその細分化し散逸したレスラーを一同に会させる器としても機能した。
現在、そのゼロワンは大谷晋二郎が継いでいる。大谷は橋本を倒さなくてはいけない。破壊なくして想像なし。「橋本のゼロワン」が作った流れはまだ生きている。橋本は死んで尚、橋本のプロレスを続けている。大谷は勿論、多くのレスラーは橋本を倒さなくてはいけない。それがレスラーたちの橋本への最大の供養だろうし、それを見届けるのがファンの橋本への最大の供養、いや供養じゃねぇな、橋本への最大の応援だ…とか、思う。



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