小橋建太引退。秋山準他4名…NOAH退団。

せりざわ

2012年12月27日 21:31

小橋建太引退。秋山準他4名…NOAH退団。

飛ばし記事の「解雇」ふざけんな。…小橋さんとNOAHの間でちょっとした調整あっての正式発表の言になったのかもしれないけれども…なにか色々あるのかもしれないけれども…ファンタジーを売る仕事をしている人達と、そのファンタジーを喜んで楽しんでいる人達を、ちょっぴり部数を上げる為に踏みにじるようなやり方すんなと。だからマスコミ、嫌い。

小橋さんが引退。悲しい寂しいいろいろ思うところはあるけれども、なによりも今までありがとう、お疲れ様でした。
アフター2000ファンなので、全日・四天王プロレス時代というものをほぼ知らない。なので俺にとっての小橋建太の全盛期はNOAHでの絶対王者時代。
2002年2月17日・小橋×三沢vs秋山×永田…が一番記憶に残っている。膝の手術・リハビリからの395日ぶりの復帰戦。当時、長時間自宅を離れることができない環境だった為、テレビで観た。序盤、膝を狙った秋山sに向かって、その膝を叩いて「かかってこい」と煽った姿に、燃え滾った。プロレスに惚れ込んでしまった瞬間でもあった。…結果、また膝をやっちゃって長期欠場に突入してしまうのだけども。次に復帰した時は、第一試合からガウンナシで登場(だったと思う)。この復帰後、ようやく生で小橋sの試合を観戦できた(@ツインメッセ静岡)。
次いで思い出深いのが小橋sの腎臓ガン手術後の復帰戦。武道館初参戦の俺、着席時から涙腺緩みっぱなしだったのに、何故か小橋s入場時にはひとかけらも泣かなかった。大小橋コールの中、悠然と歩いてくる小橋sに現実感が沸かなかった。多分、あの症状で復帰する人間、というのが信じられずまるでアニメか漫画を観ているような…小橋sのCGを観ているかのような、そんな感覚だったんだと思う。ただ昂奮は絶頂、「小橋」コールでいきなり喉がブッ壊れた。試合後、勝者・三沢さんの「スパルタンX」に合わせて「小橋」コール…ッ!ここで号泣。更にその後観た映像で「小橋が勝った!」の実況…ッ!そしてまた号泣。…俺はよく泣くなぁ…
初といえば、初1・4東京ドーム観戦の日、脇のラクーア(だっけ?)で小橋sと潮崎kのトークショーがあって…レスラーのトークショーというものにも初参戦。小橋s、豪kのやりとりがツボ…小橋s、いろいろと自由過ぎかつ真面目過ぎ(笑 それを豪kがいい笑顔で受けるという、今考えるとあれも一つのプロレス。
2008年9月ふじさんめっせ大会。その直後に肘の手術の為欠場するのだけど、それほどの状態だったにも関わらず通常と変わらない小橋建太をみせてくれた。後に肘のことを知り「たかが地方大会なのにあれだけのことを…」と拝むような気持ちになった。この大会で連れの教え子的存在に出会う。当時小学1年生だった。その少女、試合を観て小橋sの大ファンになり大会後に出待ちをして抱っこしてもらったり写真撮ってもらったり…結果、家中が小橋ポスターだらけになったとか(笑

10年。小橋ファンだった。俺の部屋にあるプロレスラ―フィギュアは4つ+1。鈴木みのる×丸藤正道、齋藤彰俊、川田利明、小橋建太とフィギュア付きうちわのケンドー・カシン。滅多にグッズ、特に立体造形を買わない俺の、趣味丸出しのセレクション。
引退試合が5月にあるという。行く。5月はかなり厳しいけれども行く。
これからも俺、小橋ファンだ。

そして、秋山s他、NOAH精鋭5人が退団。
各々の退団についてのインタビューを読んだ。秋山さんは体調的なこと、他の4人は…端的にいえば「やりたいことをやるために」。NOAH、大丈夫か。昨年、彰俊さん、雅央、巧真、菊地さんらを、更にその前は志賀、多聞さんをフリーにした。本人たちが望んだことなのかどうか、そこは不明だけれども…昨年の彰俊sフリー転向後の秋山sの怒りを額面通り捉えると…。俺はそういう裏事情は、本当はどうでもいい派。すごい試合を見せてくれればいい、すごいファンタジーを味あわせてくれればそれだけでいいと思っている。ただしそうは言っても…NOAHの中枢を支える選手が三分の一抜けてしまうというのは…その、単純な「観たい」が満たされなくなるということにも繋がるわけで…。秋山さんのいないNOAHって、NOAHじゃないだろ、という癇癪も起きそう。勿論、KENTAや丸藤、スギ、ヨネさん、玄藩らは大好きなんだけれども、そういう問題じゃなくて。鉄の爪の孫を二人も入団させて彰俊さんらをフリーにした判断というのにどうしても納得できなかった昨年。その孫二人、日本でがっちりやるのかと思っていたらもう母国にお帰りあそばせてるやないですかと…。現実的なことを言えば…2月中旬、清水マリンビルでNOAHの大会がある。そこの面子って、どうなるのよと。健介オフィスとの提携と外国人選手で形にするのか。いつぞやの欠場ラッシュ時のようにシングル戦メインで乗り切るのか。って、いつもと同じチケット代払っていて「形にする」だ「乗り切る」だって…金のことはいいたくないけれど、流石にどうかね…選手の欠場でのそれならむしろ一緒に乗り越えてこうとも思うけれど。それとも何か勝算があるのかな。最近ちょこちょこ新日と絡んでいるから、そっちの流れでなにかしら…。その辺り、興味なくもないが…怖い怖い怖い、マリンビル大会、怖い。

ただし、こうなった以上退団した選手がどこのリングに上がるのかというのに興味津々な俺がいることは否めない。個人的には全日がいいなぁと。全日は…ケアが長期休業、武藤cも限定出場。秋山、潮崎らがカチ込めば、結構なウィン×ウィン状態じゃないかな…勿論ジュニアも…鼓太郎vs近藤再びや鼓太郎vsカズ、更には稔、金本…との対戦を考えると…垂涎。新日も悪くないけれど、ちょっと飽和状態な気がするので。新日は色々と整理しないと(笑 亘の立ち位置とか。

ちょっと妄想。
小橋さんの引退表明時期と同じくして秋山さんとその一派が大量離脱。どうしても何かあるのかなと勘ぐってしまう。そこで得意の妄想をしてみる。
小橋さんの引退試合後、新団体設立発表。そこに秋山さん、豪くん、鼓太たちの姿が…彰俊s、多聞sらも合流。他にフリーで頑張っている選手も参加すればかなりキャッチーな団体になる。志賀賢、雅央、菊地さん、巧真、橋くん、泉田kら元NOAH勢に百田さんも入れば…。業務提携で大ちゃんのフーテンと絡んだり…。秋山sは新日・永田ともパイプがあるわけだし、昨年は全日ともがっつり絡んだ(今は…ジュニアがNOAHと絡んでるからちょっと難しいかもだけど)。業界の大ブランド・小橋sと秋山sが立ち上げた団体なら需要がないわけない。設立当時の健介オフィスのように選手管理・派遣のプロデュース団体から始めてもいいし。ありそう、というよりそうなって欲しい願望。

とにかく…面白い流れになってもらいたものです。

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